原付しか乗ったことがないド素人が一発試験で自動二輪を取りに行ってみた話 その1
人間とは欲深い生き物だなと、自分を見てそう思います。
この話では、今まで原付一種しか乗ったことのない、正直運転もうまくない高校生が自動二輪免許取得にむけて努力する話です。
- そもそも取りに行った理由
- 試験にかかる費用
- いざ試験(学科)
- 結果とそのあと
といった感じで書いていきます。
1.そもそも取りに行った理由
3月に取りに行ってからバイクを購入し4月にナンバーを取得して本格的に乗り始めてから早半年ほど、就活している際に、「原付で職場行くのはキツイかな...」と思い、いっその事自動二輪を取りに行こうと思ったのですが如何せんお金がない。
という正直な話、金欠故にこうなったわけです。
2.試験にかかる費用
かかる費用としては
- 試験手数料 2,600円
- 試験車両使用料 1,450円
- 交付手数料 2,050円
これに加えて取得時講習が必要なので、12,000円が必要です。また、私は普通自動車免許すら持っていないので応急救護講習も行わないといけないので4,200円追加でかかります。
合計すると22,300円ですが、学科試験か技能試験だけの場合は4,050円なので
近くの料金が掲載されていたところの教習代金が216,050円らしいので
216,050÷4050=53.3(以下略)なので、50回ほど落ちるようなら教習所に行ってもトントンになってしまうわけです。そこまで行く気力はありません...
3.いざ試験(学科)
二輪の試験も原付や小特と同じで、8時半から9時までが受付時間です。これに間に合うように行かないとなんですが、如何せん11月の朝は寒い!家を出て10分ほどで手先がかじかんでくるわ、ズボンが薄いせいで足は震えるわで原付の運転すらままならない状態に。こんなこと言ったら雪国住みの人に怒られそう…
あと、免許センターは南の方とはいえ鹿沼なわけですから近づくに連れてもっと寒くなっていきます。ついた頃には全身ガクブルでしたよ。
そんなこんなで着いたわけですが、この日の私は結構ひどい状態だったのです。
1週間ほど前に食べた鶏肉が生焼けで食中毒を起こし、しばらくご飯もろくに食えない状態な上、食べたらすぐにお腹を壊しトイレに駆け込むような状態。そんな中でもどうにか勉強をしたのですが、そもそも合格点も取れず身につくものもつかないような状態。そんな中、私は免許センターまで来てしまったのです。(この腹痛が、後に思いも寄らない事態を巻き起こします)
いつもどおり2階へ行き、今回は3番窓口で手続きを行うのですがここでも少数派の人間への仕打ちが。
僕「自動二輪をここで直接受けたいのですが...」
免「分かりました、そうしましたら2番窓口でお待ち下さい。」
この文だけを見ると間違えたかのようにも見えますが実はそうではありません。これには隣の窓口の内容が影響しています。その内容というのが
免許の項目追加というもの。教習所を卒業した人で、すでに免許を持っている人が並ぶところなので多いのも納得。
手続自体は他の免許と変わりません。免許証を持っている人は少し書く場所が増えますが。所持してる免許で原付と小特に○つけるの自分くらいでしょ...
書き終わったら証紙売り場に行き、2,600円分の証紙を買って貼ります。ここで初めて知ったのですが、証紙は高い順で貼るんですね。
また2番に戻り、今度は適性検査。もう4度目の適性検査ですが、だいたい同じ人にやってもらってる気がします。ただこれが面白くて
僕「メガネ持ってきているのですが...」
免「あ、いいよ!そのまま測ろう!」※会話は大体のイメージです。
裸眼でやったのですが、途中やっぱり見えないのが出てきたのですが
僕「あー...これはー...」
免「よーく見てくださーい、どっちに見えます?」
僕「右...ですかね」
免「はいそうですー。じゃあ次左目ね」
...といったやり取りがありました。まぁ運転に支障もなさそうなので問題ないのでしょう。
といった感じで適性検査も終わり暗証番号を作成し、試験室に入ります。
栃木には試験室が2つあり、この中で私は第2試験室にしか入ったことがありません。
なにせ教習所に行ったことがないので...
そんなこんなで毎回会ってる気がする鉛筆と消しゴムがおいてある前にいるおばちゃんの前を通り試験室に入ります。今回は2番の列に座りました。
ちなみにこの日は原付が3人、普通一種が1人と私でした。
なんだかんだで試験の時間。解答用紙に名前と生年月日と試験日を書きます。この後に問題の問種番号を書くのですが、
それぞれの問種番号が分かりやすいようにでかいマグネットが貼ってあるのですが、
自動二輪はありません。取る人少ないから仕方ないね(レ)
自動二輪は手書きです。小特の際もこうだったので、私のためだけに書いてくれている試験官には感謝です。
とまぁ問題集も配られていざ見てみると、やっぱりこいつもすごくきれい。小特のときくらいきれいなんじゃないかぁ。問題の内容は意外と簡単でした。
あまり詳しくはかけないのでサラッと紹介。
Q.これから運転する人に、少量でも酒を勧めてはいけない。
A.当たり前やん!
Q.停車する際、下りの場合はローに、上りの場合はバックに入れる。
A.違うだろぉ?(逆です)
Q.自動車に荷物を積む際は、車両の長さから10分の1まではみ出すことができる。
A.そうだよ(便乗)別の言い方だと1.1倍っすね。
Q.自動二輪、大型二輪は自賠責または責任共済は強制保険だが、原付は任意である。
A.えっそれは...(困惑)この辺は原付でも出てましたね。(もちろん強制保険です)
といった感じ。あとは法規制や自動二輪の乗り方や標識、イラスト問題ですね。
(イラスト問題で、カーブの先がよく見えないのに速度を上げると書いてありましたが、私には到底できません)ちなみに試験開始後30分で原付の人は終了ですが、普通二輪なども30分経てば途中退出が認められます(終了5分前まで)私は35分ほどで見直しも終わってしまったので、試験官に眼差しを送って終わらせました(本当は手を上げるらしい
試験の合格発表は11時なので、1時間ほど暇でご飯を食べようと思ったのですが、
免許センターの食堂今は11時からしかやってないんすね。それのせいで朝飯を食いそびれました。まぁそんなこともあろうかとバッグにメンチカツパンを忍ばせておいて正解でした。一緒に試験を受けた普通車のおっちゃんが前に座っていて、聞こえた話によれば既に2回ほど受けに来ていたらしい。それもう少し勉強したほうが…
いざ試験の合格発表の時間になるとやはり緊張しますね。今回は原付が少なかったからでしょうか。すぐに合格発表がされました。
3.結果とその後
なんと合格者が私だけ。他の人はみんな落ちてました。合格が1人だったせいで心のなかではすごく嬉しかったのですが、周りがすごく静かだったので声には出せなかったです。恥ずかしいので...
余談:技能試験について
他の県の試験場はわかりませんが、栃木は二輪の試験に予約が必要ないらしく学科に受かったらすぐに技能に行けるらしい。すっごい楽でいいですね~
ただ、私はこの日に技能を受けていません。その理由が
ズボンを汚してしまった。ほんとに何やってんだ...
この出来事は試験が始まる20分ほど前に遡ります...
試験室に入ったはいいものの、腹痛で一度トイレに行ったのですがここで私はやらかします。トイレに入って座るまでは良かったのです。その後にやってしまいました...
ほんとに書けないくらいのことをやってしまったので詳しくは言いませんが、これが原因で職員に了解を得て、この日はコース図と技能試験についての冊子をもらい帰ることに。ただ、コース図と技能試験を行っている人がいたので、どんな走り方なのかを勉強してきました。
ここからが地獄だ...
ではまた。