原付しか乗ったことがないド素人が一発試験で自動二輪を取りに行ってみた話 その4

CB400SFKの乗りやすさを実感した回です。(タイトル詐欺の始まり)

1.前回最後の話

前回の最後、タイトル詐欺と言いましたが本当にそうなってしまいました。

なぜかといいますと...

普通二輪から大型二輪へ切り替えてしまいました。

...は?は?は?はっきり言ってアホですね。えぇ。

 

そもそも普通二輪さえまともに乗れなかったにもかかわらず、なぜ大型二輪に切り替えたのか。コレガワカラナイ

 

2.事前審査...ていうのかな

 大型二輪ともなると車体を支えることも厳しくなってくるのもあって事前に試験がありました。(栃木だと事前審査はVFR750Kを使っての試験でした)

内容はセンタースタンド、引き起こし、八の字ですがこれは難なくクリア。

引き起こしはエンジンガードやマフラーガードもあるので、そこをもって引き上げてしまえば案外簡単に上がりました。

(このVFRも昔はバリバリの試験車だったんだなぁ...)

 

3.いざ初乗車

前回までのCB400SFKとは違い、今回からは750cc大型二輪サイズのバイクでの試験になるのですが、サイズと重さはそこまで変わらないです。

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ランプがいっぱい(試験車両にはギアポジションランプがありませんでした)

試験車両はみなさんご存じであろうNC750Lです。

CBより気筒数が2つ減り(2気筒)、馬力も抑えめになっています(39馬力)。

一言いうと、発進が想像以上につらい。個人的な感想ですが。

CBだったら半クラッチだけでも発進できるのですが、NCだと半クラッチだけだとエンストしちゃうんですよね。下手なだけかもしれませんが。

とにかく乗り心地はCBよりいいとは言いづらい...といったバイクです。

で、1回目の試験では

  • 発着点でエンスト
  • 高排気量のパワーに戸惑う
  • 「乗ってる」というより「(バイクに)乗らされてる」という感じ
  • アチェンジがままならない
  • クランクでパイロン転倒

...普通二輪の時と全く変わってない。こりゃダメっすね

とにかく発進が全くダメ。アクセルをひねることさえ怖くて、半クラッチで2km/hくらいでずっと走ってたくらいですし。

試験後に試験官に「まずは乗りなれることですね」と言われる始末。ホントすいませんでした...

ぼろぼろの1回目に続き2回目。実はこの時あることに気づきます。

あれ、これ後ろに座りすぎじゃね?と。

実際前のほうに座ってみると乗りやすさがすごく変わりましたね。ハンドル操作もクラッチ操作もやりやすくなりましたし。(腕が短いから...)

これのおかげでNCに乗りなれることもでき、最後まで安定して走れるようになりました。ただ試験終了後試験官から、

「安全確認をしっかりしましょう」と毎回言われるようになります。

え、えぇ....全部やってるじゃーん...と思っていたのですが、思い返せば

首 振 り が し ょ ぼ す ぎ る

と思いまして。どういうことかといいますと、

普通に左右確認をすると

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どちらかというと目線(赤線は首を振る範囲)

大体このくらいの振れ幅なのですが、一発試験の動画などで行われている左右確認では...

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次の日は首が痛くなりますね...

このくらい。ほぼ左右90度ずつ曲げています。

こりゃ自分がやっていたやつでは言われてしまいますね...。ちなみに後方確認は覗き込むようにやってました。(というかこれに気づいたの5回目の試験後なんですよね)

 

4.これからの課題

 5回ほど試験を受けてみて、1度も点数がついたことがありません(多分安全確認のせい)。取り敢えず6回目以降の課題をメモ代わりに書き残しておきます。

  1. アチェンジの円滑化
    アチェンジをする際、どう見てもクラッチのつなげ方が下手です。酷いとノッキングで体が激しく揺れるくらいに。もっと半クラッチに慣れ、アクセルの調整を円滑に行えるようにしなくては...
  2. スラローム攻略
    どうしても下を見てしまい回避が遅れてしまっています。これだと7秒以内には通過できないので、先を見ることとバンクさせることに慣れてもっとリズミカルに通過できるように。
  3. 波状路
    今最大の難関です。1回目に至ってはクラッチを繋げた状態で通過してしまい、3秒ほどで通過してしまう事態に。2回目以降はスピード調整に手こずり半クラッチにすらなっていない事もしばしばあったので、しっかり半クラッチにすると同時にアクセルをひねることができるようにしなくては。
  4. クランク
    内輪差を気をつけなくてはいけないのですが、なにせ車の免許すら持っていないものであまり感覚がつかめません。とりあえず外側に膨らむように運転するのがベストなのかなぁ。
  5. 急制動
    普通二輪の際は失敗したことがなかったのですが、大型二輪になってから失敗が続きました。リアブレーキを踏みすぎてオーバーラン。停車後の発進でエンストなどなど。これはギアチェンジも要因であって、スピードを出すのが下手というのが一番の原因です。もっと早めに出さなくては。
  6. 障害物
    栃木の試験場では、40km/h区間の途中にあります。そのせいでスピードを出しすぎると回避する際の安全確認が行えず、おそすぎると40km/hが出ず減点されてしまいます。これも早めのギアチェンジなどですかね。
  7. トルクが細い
    これはもう慣れるしかないのですが、本当にCBよりトルクが細い感じ。1回目はこのトルクに慣れておらず、発進がままならなかったことも。なので発進時は半クラにして少し多めに回転を上げるのがいいかも。

反省点と改善点はこんなものでしょうか。まだまだ掛かりそうですが、どうにか取っていきたいと思います。

 

ではまた。

 

おまけ話:最近聞いた話

 大型二輪を一緒に受けている人に聞いた話によれば、

「二輪の試験で乗ったはいいものの発着点でエンストし、そのまま10分も発進できないで試験中止になった人がいたらしい。」とのこと。

...嘘でしょ?ちなみにこれを裏付けるかのように、その方が大型二輪を受け始めた2月初め頃は、二輪の試験をやる前に、事前審査に加えて乗って運転できるかのテストもやったのだとか。

 中には発進できない人もいるんですねー(人のこと言えない)